楽器を使用する際、避けては通れない問題のひとつに、騒音があります。楽器は音を発生させるものです。当然ながら、音は周囲に拡散し、特定の対象(たとえば正面)のみに聴かせるといったことはできません。意図しないところまで響いてしまい、その結果、望まぬ苦情等を受けてしまう危険があります。騒音対策としての防音は、非常に重要です。防音の方法は、楽器によって異なります。ギターや笛などは、床などに直接音が響かないため、比較的簡単に防音処置を施すことができます。けれどピアノやドラムといった、床を介しても音が広がってしまう楽器には、相応の防音処置を行う必要があります。ピアノの防音に必要な処置は、主にふたつです。空気音(空気を介して届く、一般的な認識の音)の対策と、個体音(キーを押したときなどの振動音)の対策です。

ピアノは床と接している楽器です。ピアノの個体音は床を通じて、壁、天井へと伝わっていきます。そのため、個体音対策としては、床にゴムでできた遮音マットなどを敷くのが効果的です。また振動を抑えるピアノの防音も効果的です。空気音対策としては、吸音材や遮音材を壁につかうのがいいです。楽器を使う上での防音は、とても大切なことです。できることならば、防音ルームで使用することが、最適といえます。けれど、それができなくとも、先に述べたような簡易的な防音でも効果はあるので、それらを行うことがマナーといえると思います。